中国人の善と悪はなぜ逆さまか~宗族と一族イズム

中国人の善と悪はなぜ逆さまか~宗族と一族イズム

中国人の善と悪はなぜ逆さまか~宗族と一族イズム

 

『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム』 石平

中国の殷から周の時代の社会の基本的な集団となった、父系(男系)の同族集団。本家と多くの分家(小家族)から成り、本家の家父長(族長)が統率し、祖先崇拝という信仰で結びついている。このような宗族の守るべき規範が宗法である。実際には擬制的(みせかけ)であったらしいが、宗族の結びつきの原理は血縁関係であった。このような氏族社会の上に周の封建制が形成される。そして、春秋から戦国にかけて、鉄製農具の普及などによって生産力が向上したことが、個々の小家族の自立を可能にし、宗族という氏族社会が解体し、地縁的な村落機構を通して統一国家が農民を支配する形態に移行していく。しかし、中国では現代に至るまで、一族意識は強固に残っている。

 

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