拉致問題DVD「めぐみ」上映に「在日コリアン傷つける」

拉致問題DVD「めぐみ」上映に「在日コリアン傷つける」

【教研集会1日目】拉致問題DVD「めぐみ」上映に「在日コリアン傷つける」アホか。

北九州市で1日始まった日教組の教研集会では、北朝鮮による日本人拉致問題を学校で教えることについて、一部で消極的な対応があることが浮き彫りとなった。外国籍の児童生徒への教育に関する分科会では鳥取県の高校教員が、拉致被害者の横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=を題材にしたDVD「めぐみ」の学校での上映に批判的な内容を含むリポートを発表した。

教員は「拉致問題を学習することは、やぶさかではない」と前置きした上で、「めぐみ」を昨年度は生徒に見せなかったことを明かした。リポートでは「めぐみ」について、「歴代の人権学習担当や組合員が在日コリアンの生徒を傷つけ、日本人生徒の朝鮮人に対する憎悪を助長する恐れがあると問題視していた」と主張。鑑賞させて感想を書かせるだけでなく、相当な事前学習が必要だとしている。

 

笹山忠則教育長
笹山忠則教育長

「めぐみ」にはアニメと映画があり、いずれも政府の拉致問題対策本部と文部科学省が授業での活用を促している。アニメはめぐみさんの拉致事件を題材に家族の苦悩や救出活動を描いており、平成20年度に全国の小中高校約4万校に上映用DVDが配布された。拉致被害者の支援組織「救う会」の西岡力会長は「在日の人々を責める内容ではなく、事実でないことは取り上げていない。北朝鮮が拉致を認めた当時から、在日朝鮮人の子供がいじめられるかもしれないと危惧する声はあった。現場の先生が心配であれば、事前学習を行うなどの配慮をした上で活用してほしい」と話している。

アニメをめぐっては、福岡県行橋市の教育長が29年、学校で上映しない理由について市議会で「(在日韓国・朝鮮人への)いじめが起こる懸念を排除できない」という趣旨の答弁を行い、その後、撤回した。政府は学校現場で拉致問題への理解を促進するため、30年度から教員を対象とする研修を始めた。

 

 

行橋市教育長の議会答弁を文字起こし

 

救う会福岡は行橋市教育長による議会答弁に関して行橋市教育委員会に抗議文を提出しましたが、問題発言の該当箇所を議会中継の動画から文字起こししましたので以下の通り公開します。

平成29年12月12日 行橋市議会本会議にて

小坪慎也議員:

小中学校において(アニメ『めぐみ』の)DVDの(市内)全校で上映を求めております。併せて、市庁舎同様に(拉致問題啓発)ポスターの掲示を小中学校で求めております。どのようなことを検討しておられますか?教育委員会答弁を求めます。

教育部長:

はい、お答えをさせていただきます。ポスターの掲示等につきましては、すでにポスターの配布があった場合には掲示等を行なっております。また、ただいまご質問をいただきましたDVDの上映でございますが、この(拉致)問題につきましては、人権課題の一つであるという認識はいたしております。しかしながら、小中学校におきましては、様々な立場の子供達がいるということを踏まえまして、その点を配慮いたしまして、これまで学校での児童生徒向けに対する上映のところは行なっていないというところでございます。以上です。

小坪慎也議員:

いま「配慮」という言葉がありましたが、それは「教育的配慮」というものでしょうか?

教育部長:

はい。「教育的配慮」の観点から、ということでございます。以上です。

小坪慎也議員:

総務部長に伺います。先ほど根拠法令を述べていただきましたが、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」3条に「地方公共団体の責務」が明記されております。同じく4条の3に「国及び地方公共団体は」ということで努力義務が明記されております。この3条と4条の3、読み上げていただけますか?

総務部長:

「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」3条は地方公共団体の責務となっております。「地方公共団体は、国と連携を図りつつ、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとする。」4条につきましては北朝鮮人権侵害問題啓発週間でございます。「国民の間に広く拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、北朝鮮人権侵害問題啓発週間を設ける。」2項につきましては、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間は、十二月十日から同月十六日までとする。」3項につきましては「国及び地方公共団体は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。」以上でございます。

小坪慎也議員:

「教育的配慮」ということで上映しないと決定した責任者は教育長でしょうか?答弁をお願いします。

笹山忠則教育長:

はい、教育長であります。

小坪慎也議員:

「教育的配慮」ですね。それを行う権限が教育委員会にはあると思います。間違いないでしょうか?

笹山忠則教育長:

「教育的配慮」ということに関しましては教育委員会が所管する権限の範囲内において行えるものは行えると思っております。

小坪慎也議員:

前例になりますが大阪市ですね、これはホームページに掲示されているものなんですが、「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の問題は、我が国の国家主権及び国民の生命と安全に関わる重大な人権問題として取り組むべき個別の人権課題の一つに位置付け」と、これは先ほどの根拠法令と同じかと思いますが、そのあと、「アニメ『めぐみ』や、映画『めぐみ—引き裂かれた家族の30年』等を活用し理解を深めているところです」と、これが大阪市のですね、「拉致被害者問題の小中学校での啓発について」でございます。

当市において「教育的配慮」が職権によってなされた理由ですね、それ、当然法論拠に基づくものかと思います。行政は全てが自由なわけではありません。先ほど総務によって答弁いただきましたけど、こちらは法に基づいて質問をしております。具体的には、「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」3条及び4条ですね、努力義務がございます。当市において執行部はやっておりますが、どうして教育委員会はこれをやらないのか、この判断に至った法律上の解釈ですね、どうして自らの職権が優先すると感じたのか、その判断に至った経緯と法解釈をお願いします。

笹山忠則教育長:

まず、「学校教育法」におきまして、「校長は校務をつかさどる」ということがあります。そして教育委員会は、「校長等に対する指導を行う権限」がございます。それに基づいて行なっております。

小坪慎也議員:

私は全く答弁になってないと思います。こちらは根拠法令を示しております。努力義務とはいえ地方公共団体の責務が明記されているじゃないですか。これを超えると判断するに至ったものがないと、私は答弁として不適格だと思います。「教育的配慮」が必要になったと感じた理由は、「様々な立場の」という言葉がありましたから、例えば在日朝鮮人の子弟がいじめに遭うとか、そういうことを検討されたんじゃないかと思いますが、そういう事例はあったんでしょうか?

笹山忠則教育長:

上映をしておりませんので、このことに関する直接的な証拠というものはございません。

小坪慎也議員:

懸念を感じたから上映をしないという判断をされたかと思うんですが、そういう懸念を持たれているんでしょうか?

笹山忠則教育長:

そういう懸念を排除することはできないと考えております。

小坪慎也議員:

先ほど触れさせていただいた法律の5条には、拉致対策本部は国会に対し実施状況の報告の義務があるんですが、そういう懸念があるということを、内閣府の拉致対策本部に通報しているということは、こういう懸念を行橋市の教育委員会は持っていると、通報した事例はございますでしょうか?

笹山忠則教育長:

ございません。

小坪慎也議員:

私は問題だと思いますよ。外国籍の子供がいじめに遭うかもしれないという懸念を教育委員会は持っていると。私はこれは逆だと思うんですね。拉致問題を知ったことでいじめが起きると、想定しているのであれば、これは大問題ですよ。そういう、そんな倫理教育とかモラルをうちの教育委員会はやっているんですか?自信がないんですか?私は逆だと思うんです。当市の児童、良い子ばかりですよ。本事件を知ることで、拉致被害者に同情するのみならず、南北を問わず朝鮮半島に由来する方々ですね、その児童子弟らに対し攻撃的反応を示すと、私は思っておりません。そいうふうに教育長は考えているんでしょうか?

笹山忠則教育長:

子供の発達段階を考えますと、どのような状況であれ、いじめが発生する可能性があります。そして、いじめは、いじめられる側にとっても、確かに心に大きな傷を残します。しかし同時に、いじめを行う子供の側にも、将来大きな禍根を残します。従いまして、子供の中でいじめの起こる可能性があることは、極力排除したいと考えております。

小坪慎也議員:

これは平成22年7月、熊本県教育委員会で作られたものですが、「拉致問題に関する学習指導資料」として、副題が「DVDアニメ『めぐみ』視聴を通して」なんですが、非常によくできたものでして、非常に有名なものですから、もうご覧になっているかと思いますが、例えば中学校の部分ですと、詳しく書かれておりまして、根拠法令として「児童の権利に関する条約」や「基本的自由が侵害されていることに気づき、人権の大切さを理解する」と。学習活動としてはDVDアニメの『めぐみ』を視聴すると。また、後で話し合う場面をあらかじめ提示すると書かれておりまして、「指導上の留意点」として、「生きる権利、守られる権利、基本的自由、精神的自由、経済的自由、育つ権利、参加する権利、人身の自由」これらが「指導上の留意点」として書かれ、かつ公開されております。私は当市の教育委員会がそのような判断をされたことは極めて残念で仕方がありません。私はこの問題をずっとやってきましたし、選挙のポスターにおいてもブルーリボンバッジをつけて撮影に臨んでおります。これも含めて、選挙を戦ってきました。私がこの場で発言する根拠法令は公職選挙法です。民意を、こういう形で問うてこの場にあります。譲歩することは一切ありません。これを上映できないのであれば、私は執行部をやはり信用できませんし、これは私に対する否定です。私を否定する者を、私も否定します。どうしても譲れないものです。幸いにして16日まで時間がありますので、是非いまから、検討して実施していただきたいと。議決権も行使する覚悟で、こちらは検討したいと。実施状況次第で私は動きたいと思います。

文字起こしは以上です。

発言の一部を撤回する旨の答弁が翌日になされていますが、最終的に議事録にどのように記録されるかは未確定です。

 



 

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キャスター:三輪和雄・佐波優子・西村幸祐

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