安倍政権の「小さな政府」主義が我々を殺している

安倍政権の「小さな政府」主義が我々を殺している

国難の陰には、いつも竹中平蔵がいる。

日本政府は(第二次安倍政権発足前から)全国の保健所を次々に閉鎖していきました。 さらに、病院の病床数も削減。安倍総理大臣は2019年10月28日、経済財政諮問会議において、「持続可能な地域医療体制を構築するため」とのお題目で、病院の統廃合(=削減)や「過剰な」ベッド数の削減などを進めるよう関係閣僚に指示しています。ただでさえ減っている病床数を、さらに減らせ、と。

もっとも、何しろ日本政府の政策の コンセプトは「国家の店じまい」でございますので、非常事態に国民を救う可能性がある医療サービスなど「ムダ」という話でございますよ。閉店作業中の店舗が、客からの要望を受けますか? 新たな仕入れや什器のために支出しますか。するわけないでしょ。というわけで、特に「非常事態への備え」を中心にカットし、国家の店じまいを続けてきた日本政府が、実際に非常事態が到来した途端に大混乱に陥っています。

安倍政権は、間もなく終幕す。 問題は、むしろ「安倍政権の後」になります。何しろ、グローバリズムのトリニティ、国家の店じまいが続く限り、誰が政権を担おうとも、我々国民の「豊かで安全な生活」は実現しないのです。

というわけで、日本国民は現在の非常事態が「なぜ、ここまで深刻化したのか?」について理由を正しく知らなければなりません。そもそも、国家の店じまい、小さな政府化という日本政府のグローバリズム推進は、初めから非常事態に対応不可能なのです。 その上で、次の政権において、グローバリズム路線を「ピボット(転換)」させる。小手先の変更ではダメです。

政権の基本コンセプトからのピボットが 必要なのです。すなわち、令和の政策ピボットです。令和の政策ピボットを実現するためには、現在の日本の絶望、店じまい国家の断末魔を しっかりと見届ける必要があります。少なくとも日本において、希望は絶望の先にしかないのです。

 

 

 

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