フランクフルト学派とは何だ

フランクフルト学派とは何だ

フランクフルト学派 フランクフルト学派とは,1923年にフランクフルトに設立された社会研究所(Institute für Sozialforschung)に集まった研究者たちを指して言う。 社会研究所は 第一次世界大戦とロシア革命の後,ドイツでは,マルクス主義への関心は非常に高まった。ユダヤ人の大実業家の息子であるフェリクス・ワイル(Felix Weil, 1898-1975) はまだ学問の世界では冷遇されていたマルクス主義を研究する機関として,社会研究所を創設した。以後,かれは自分自身もメンバーであるこの研究所への援助を終生続けた。社会研究所には,今日まで名を残す多くの研究者が集まった。マルクス主義といっても,ソビエト連邦のマルクス・レーニン主義とは一線を画し,ヨーロッパの社会と学問に根ざした「西欧マルクス主義」の潮流をつくりあげた輩である。    ホルクハイマーと批判理論   1930年に社会研究所の第2代所長に就任したホルクハイマーは,困難な時代を通じて研究所をまとめた功労者である。フランクフルト学派の社会理論は批判理論といわれることが多い。このことばはホルクハイマーの […]