中国の脅威

巨大国中国の脅威…!?〜軍事を蔑ろにしてきた我が国日本

大国中国を隣国に構える日本、中国やその周辺国の過去の動向を振り返り、近い未来がどうなるのか、今後、日本は勿論アメリカはどう動くのか考えさせられる   中国脅威論は今に始まったわけではない。1989年の「冷戦後」、西側世界はソ連という敵を失い、台頭する中国を新たな「敵」とする言説が出る。しかし米一極支配が揺らいだわけではない。2001年の「9・11」でアメリカは「対テロ戦争」を優先し、中国も協力したことで、欧米では脅威論は鳴りを潜めた。 いま再燃しているのは「ポスト冷戦後」の脅威論である。トランプ政権がTPPや「パリ協定」を離脱し内向きに転じ、中国がそれに代わって自由貿易や国際協調の旗を振る。政治も経済も、米一国では決められない時代。一極支配は瓦解した。 中国は、「一帯一路」(習近平総書記が提唱した経済圏構想)で、経済活動を国内市場から地球規模に拡大した。経済の実力が伴うと、「脅威」のリアリティーが高まる。脅威論の最大の背景は「大国のパワーシフト」(大国間の重心移動)である。秩序交代期には、旧秩序側が新秩序を叩こうとする力が働くのは避けられない。「通過儀礼」とも言える。 新脅威 […]