国賊 竹中平蔵氏が国家諮問会議で要求の施策、

国賊 竹中平蔵氏が国家諮問会議で要求の施策、

竹中平蔵氏が国家諮問会議で要求の施策、竹中会長のパソナが認定機関として事業展開

 

なぜ、これほどあから様な利益誘導が許されるのか信じがたい人物。それが竹中平蔵である。

 

3月9日、竹中平蔵氏が有識者議員として参加している国家戦略特別区域諮問会議(以下、特区会議)が、国家戦略特区の指定を受けている新潟市、京都府、愛知県の3カ所で外国人の就農を解禁することを決めた。これにより、パソナグループなどの人材派遣会社がアジアから来日する1年以上実務経験がある専門人材を、農業生産法人などに提供することができることになる。




これまで外国人就農は、アジアからの技能実習生によって担われていた。農業現場の担い手の高齢化や離農の進展で、農業現場での技能実習生への依存度は年々高まり、茨城県では常雇用(年間雇用)の34%がベトナムなどからの技能実習生、長野県では18.8%がアジアからの技能実習生、香川県では17.8%がカンボジアなどからの技能実習生となっている。2015年の農業従事外国人就業者数は、2万950人にもなっている。

しかし、農業現場では技能実習生は目的が技術移転で労働でないため、間接費用が高く、農繁期だけの雇用ができないため生産性が下がるなどとして、アジアから人材を直接雇用できるように望む声が広がっていた。

この問題に手をつけたのが、特区会議であった。16年10月の第24回会議で高橋浩人・秋田県大潟村村長から「できるだけ早く、今までの外国人の技術実習生ではなく、労働者として専門的な知識を身につけた方を活用する道をぜひ切り開かせていただきたい」との要望を受け、早速検討を開始した。

この特区会議に有識者議員としてほとんど毎回参加しているのが、人材派遣会社パソナグループ取締役会長の竹中平蔵氏であった。竹中氏は、「今日提案がありました、海外からの農業人材の確保でありますとか、小規模保育の全年齢化は、極めて重要であると思います」とその早期実現を主張し、それが実現したかたちになっているのである。

外国人就農でも同様のスキーム

実は、外国人就農のスキームには前段があった。それが、外国人家事支援人材の受け入れであった。これも舞台は特区会議であった。14年5月12日の第5回特区会議で竹中氏は、「例えば女性が輝く国にするための外国人の家事労働の活用とか、そういうものがこのメニューの中に入っておりますので、ワーキンググループですぐに始めていただきたいと思っております」と外国人家事支援人材の受け入れの検討進めることを要求したのである。

これを受けて国家戦略特区ワーキンググループは、14年8月から関係省庁のヒヤリングを開始し、そのヒヤリングは15年10月まで10回にも及んだ。なんとそのうち8回は、原則公開にもかかわらず非公開扱いされ、どのような審議がされたかまったくわからないままであった。そして、15年9月9日の第15回特区会議で外国人家事支援人材の受け入れの実施が報告されたのである。
そして、神奈川県で実施されたこの外国人家事支援人材の受け入れ事業を請け負ったのは、パソナグループであった。同社は「国家戦略特別区域外国人家事人材受け入れ事業認定機関」として、「クラシニティ」という名称の「世界基準のハウスキーピングサービス」を提供している。同社ホームページ上では、「ハウスキーピングサービス『クラシニティ』は、女性のさらなる社会進出を応援するため、フィリピンからハウスキーピングの専門スタッフを日本に招へいし、国家戦略特区の神奈川県と東京都でハウスキーピングサービスを開始いたしました」としている。

同様のスキームが、今回の外国人就農にも使われた。外国人就農に関するワーキンググループで久知良俊二・厚生労働省職業安定局派遣・有期労働対策部外国人雇用対策課課長は「家事支援のスキームを多分参考にされるということが農水省さんのベースにはあると思います」と発言している。

こうした経緯より、竹中氏が特区会議を使ってパソナに利益誘導を図っているのではないかと指摘されている。

昨年の国家戦略特区法改正時の付帯決議では、「国家戦略特別区域諮問会議の中立性を確保する観点から、民間議員等が私的な利益の実現を図って議論を誘導し、又は利益相反行為に当たる発言を行うことを防止するため、民間企業の役員等を務め又は大量の株式を保有する議員が、会議に付議される事項について直接の利害関係を有するときは、審議及び議決に参加させないことができるものとすること」が決議された。
(文=小倉正行/フリーライター)

小佐野賢治、小泉改革、人材派遣業をつなぐもの

政商といえば、もっとも有名なのが小佐野賢治であろう。小佐野は田中角栄の「刎頚の友」であった。そして田中の口利きで事業の利益を得ていく。土建国家、族議員、政・財・官の癒着、こうした政治風土のなかで、政治を介して特別の儲けを得る。これを支える体質を「古い自民党」と呼び、それを「ぶっ壊す」と叫んだのが小泉純一郎である。

小泉の有名なスローガンに「痛みをともなう構造改革」というのもある。不良債権などで経済が立ち行かなくなった90年代半ばに威勢を増したのが「構造改革」論で、それを突き進めたのだ。では、改革するとなにがどうなるのかといえば、規制緩和により、新たな市場が生まれたり、拡大したりするのである。

小泉の有名なスローガンに「痛みをともなう構造改革」というのもある。不良債権などで経済が立ち行かなくなった90年代半ばに威勢を増したのが「構造改革」論で、それを突き進めたのだ。では、改革するとなにがどうなるのかといえば、規制緩和により、新たな市場が生まれたり、拡大したりするのである。

 

構造改革の痛みから、10年近くが経った今

「新しい自民党」の時代、ときに政商は政府の中にいる。彼らは自分で提言してできた市場で儲けを得る。こうしてみると、竹中の肩書には政商が加わるかのようだ。

かつて竹中も属していた「経済戦略会議」の委員であった中谷巌は後年、構造改革が非正規雇用の増大を招いたと、自己批判する(「竹中平蔵君、僕は間違えた」文藝春秋2009.3)。この会議の答申が謳う労働市場の流動化が、その後に派遣業を拡大させたのだ。そして「あるべき社会とは何かという問いに答えることなく、すべてを市場まかせにしてきた『改革』のツケが、経済のみならず、社会の荒廃をも招いてしまった。それがこの十年の日本の姿であった」と中谷は懺悔するのであった。

それから更に10年近くが経とうとしている今日、正規雇用が破壊されつつある。あらたな分断を生もうとアオる竹中とともに、この荒廃はなおも拡大していく。

 

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